「認知症看護認定看護師会」が来月、発足から丸1年を迎える。既に会員の数は250人を超え、認知症看護認定看護師の4割近くを占めるまでになった。この春の診療報酬改定では、認知症看護認定看護師のチーム医療での活躍を促す「認知症ケア加算1」も新設され、その存在が改めて注目されている。設立1周年を前に、上野優美会長(横浜市立みなと赤十字病院看護師長)に話を聞いた。【聞き手・構成=敦賀陽平】
認知症看護認定看護師の認定がスタートした06年当時、通っていた研修学校の同級生から、「急性期病院なのにどうして参加したの」とよく言われました。急性期では、認知症の看護ケアは必要ないと思われていたのです。しかし、この10年の間にそうした考え方は過去のものとなりました。
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