多職種連携の要と位置付けられるケアマネジャー。しかし、多くのケアマネジャーにとって医師との連携は、相変わらず乗り越え難い壁であることをうかがわせるデータが、厚生労働省の「平成27年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査」(2015年度調査)で示された。例えば、サービス担当者会議(サ担)に病院の主治医の出席を求めるケアマネジャーは1割に満たなかった上、患者の退院時のカンファレンスに参加する病院の医師の割合は、半分程度にすぎなかった。また、ケアマネジャーが1人の事業所の6割近くは、過去1年の間に、在宅で看取られた利用者を受け持っておらず、特に「1人ケアマネ」にとって、看取りは重い課題であることが改めて浮き彫りとなった。【ただ正芳】
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