北九州を拠点に病院などを展開するカマチグループは、11年前に関東に進出した。04年春、千葉県八千代市にセラピストを養成する専門学校を開くと、その2年後には同市内の病院をM&Aで傘下に収め、83床の回リハ病院を開院。そして11年に開設した「蒲田リハビリテーション病院」(大田区)を皮切りに、都内への攻勢を強めていく。
その後、「小金井リハビリテーション病院」(小金井市)と「赤羽リハビリテーション病院」(北区)を相次いで開設。今年春に誕生した「原宿リハビリテーション病院」(渋谷区、303床)は、回リハ病院としては国内最大規模を誇る。
関東の回リハ病院の経営を一手に担う巨樹の会は、埼玉県や千葉県などで10施設を運営し、その半数は都内にある。「首都圏は回復期のベッドが足りない。今後、増え続ける救急医療のニーズに対応するためには、急性期のベッドの回転率を上げる必要がある。回復期のベッドをもっと増やさなければならない」。桑木副理事長はこう話す。
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