公益財団法人日本訪問看護財団がこのほど開いた「訪問看護サミット2015」で、「地域包括ケアと先駆的な看護実践」と題するシンポジウムが行われた。高齢者が住み慣れた地域で暮らすことを支える地域包括ケアシステムの構築が急がれる中、地域で活躍する看護師らがさまざまな実践例を紹介した。【坂本朝子】
■在宅での「特定行為」には、さまざまな課題
神奈川県川崎市で「特定看護師」として活躍する島田さんは、「訪問看護をしていると、湿布一枚、オムツかぶれの軟膏一本、手に入れるのが時として困難なことがある」と述べ、在宅で特定行為を実施する意義や課題について語った。
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