厚生労働省は11日、中央社会保険医療協議会(中医協)の総会に、2016年度診療報酬改定での在宅時医学総合管理料(在医総管)などの見直し案を示した。このうち、訪問回数が月1回の場合を対象とする評価を設けることに対しては、複数の委員が賛同した。一方、「同一建物居住者」に当てはまるかどうかを、一カ月間に訪問診療した同じ建物内の患者数で判定するルールに改めた上で、その患者数に合わせた評価の区分を細分化する案には、「違和感がある」「モラルハザードを誘発する」などと慎重な議論を求める声が相次いだ。【佐藤貴彦】
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