東京の西北部にある西多摩医療圏の人口は、昨年1月現在およそ39万5000人と都の総人口の3%ほどだが、広さはおよそ572平方キロメートルと東京全体の約26%を占める。山間部や河川の流域には、都内とは思えないほど豊かな自然が広がっている。
都によると、東京で療養病床(回リハ施設基準取得病床を除く)が最も多いのは「南多摩医療圏」の3541床。数だけを比べると、西多摩(2151床)は上から3番目だ。しかし、これを人口10万人当たりの病床数で見ると、西多摩(544.6床)は南多摩(252.5床)を大きく上回っている =表、クリックして拡大= 。
「まったなし」の再編迫る療養病床―療養病床クライシス 2018(1)
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