「病気やけがに土日は関係ない。24時間365日体制でこそ医療」-。そのような理念の下、医療法人恭昭会彦根中央病院(滋賀県彦根市、346床)は、1970年の開院以来、土日診療を続ける。布目雅稔病院長は、「地域に根差した病院として、地域医療のすき間を埋める取り組み」と話し、その意義を強調する。【坂本朝子】
その代わり、水曜日の午後と木曜日を休診日に設定。ただ、それらの曜日には地域のほかの医療機関が受診可能なため、同院が位置する滋賀県湖東地域では毎日、通常診療での医療が受けられる医療提供体制が実現できている。それが同院の土日診療を続ける一番の狙いだという。
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