日本薬局管理学研究会(前田正輝会長)はこのほど、東京都内で10回目となる年会を開催した。特別講演では、昭和大病院の高橋良医師(リウマチ・膠原病内科)が、「『聴くちから』~患者さんの訴えをどう聴き、どう考えるべきか?」と題して講演し、薬局薬剤師も臨床推論を身に付けてほしいと訴えた。【大戸豊】
臨床推論とは、初めに患者の言葉を聞き、その上で触診をしたり、身体所見を取ったり、鑑別診断をしたりしながら、「この人はどんな病気だろう」と考えていくものであり、高橋氏は「患者の言葉やその人の背景をすべてひっくるめて考えていくプロセスではないか」と言う。
高橋氏は、一つの事例を挙げ、臨床推論の進め方を紹介した。
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