禁煙率72%を達成した禁煙支援研究がある。茨城県中部に位置する笠間市で病院の医師や薬局薬剤師らが連携して取り組んだ「笠間モデル」だ。同モデルは、医師との合意によるプロトコルに基づき、薬剤師が積極的に治療に介入したことで、当初の予想を上回る禁煙率を導き出した。薬局は現在、「門前薬局」が医療機関の近隣に乱立し、調剤に偏重していることや、住民の健康相談の場になっていないことなどが課題として指摘されている。そんな中、薬剤師が医師と共同で患者をサポートする形は、かかりつけ薬局での薬剤師の在り方を考えるヒントになるかもしれない。【真田悠司】
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