厚生労働省は10日、医薬品の価格妥結率が昨年9月は9割強だったものの、12月は7割台に低下していたとする調査結果を、中央社会保険医療協議会(中医協)の薬価専門部会に報告した。同省は12月に妥結率が下がった理由について、2014年度診療報酬改定で導入した毎年4-9月の妥結率が低い病院と薬局に対する減算の影響で、「9月までの半年契約にしたいとの要望が増えたようだ」との見方を示した。委員からは「半年では妥結した“ふり”ではないか。不透明だ」といった指摘があった。【丸山紀一朗】
※次のページに妥結率の推移のグラフを掲載しています。
(残り1474字 / 全1899字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】