都道府県が、2025年の医療提供体制を整備するための地域医療構想(ビジョン)の策定に動き始めている。今後、現行の二次医療圏を原則としつつ、将来の人口規模や患者の受療動向、疾病構造の変化を勘案し、構想区域を設定。ビジョンを推進するために地域医療構想調整会議、いわゆる「協議の場」を設置し、本格的な議論を始める。協議の場は、多様なステークホルダーが集まるだけに、調整役を務める都道府県が、リーダーシップを発揮できるかが鍵を握る。関係者や専門家に注目点などを聞いた。【君塚靖】
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