措置入院や患者の行動制限を判断する権限などを持つ精神保健指定医の資格が虚偽の報告により不正に取得されていたなどとして、厚生労働省は15日、同指定医20人の指定取り消しを決めた。処分は医道審議会医師分科会の部会の答申に基づくもので、発効は17日付。20人はいずれも聖マリアンナ医科大病院(川崎市宮前区)に勤務・在籍経験がある。指定の申請に必要なレポートに申請者がかかわっていない症例を記載したケースがあったため、同省は同病院以外でも同様の不正が行われていないか調べる方針。カルテの残っている2014年以前の5年間に指定された少なくとも全国で2000人以上の医師が調査対象になるとみられる。【丸山紀一朗】
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