2014年度診療報酬改定では、「重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)が大きく見直されたが、特定集中治療室管理料のハードルは高まっているようだ。聖マリアンナ医科大東横病院(川崎市中原区、138床)の倉岡圭子・看護部長兼副院長に、今回の変更による影響と、病院における対応方法、制度上の課題などについて話を聞いた。【大戸豊】
14年度改定では、看護必要度のA項目(モニタリングおよび処置等の項目)で、血圧測定や時間尿測定が削除され、呼吸ケアで「喀痰吸引のみの場合を除く」といった条件が加わった。また、専門的な治療・処置の項目には、「抗悪性腫瘍剤の内服の管理」「麻薬の内服・貼付、坐剤の管理」「抗血栓塞栓薬の持続点滴の使用」などが追加されている。このような変更によって、病院が入院基本料などを維持する上でのハードルは上がっている。
図1 2014年度改定における「重症度、医療・看護必要度」A項目の見直し
2014年度診療報酬改定説明資料より(以下同様)
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