11日から3日間の日程で開かれる日本医学会総会の学術講演を間近に控え、講演の20の柱の中から、2025年に向けて重要テーマとなるであろう4分野をピックアップ。各分野のキーマン4氏に今後の課題と展望を聞きました。2回に分けて紹介します。
　2回目は、在宅医療を含んだ慢性期医療を担当する伊東秀文・和歌山県立医科大教授と、リハビリテーションを担当する佐浦隆一・大阪医科大教授。超高齢社会で暮らしに直結する2つのテーマにおける課題と展望とは－。【聞き手・真田悠司】

　 伊東氏は、在宅医療への医療者のかかわり方を医療者側からの「医療連携」から、患者を中心とする「生活連携」にシフトする必要があると提案する。加えて、多職種連携において必須の情報共有のIT化の遅れに警鐘を鳴らす。

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