大手製薬会社の2015年3月期第3四半期(4―12月累計)決算が出そろった。医薬品事業で、武田薬品工業の高血圧症治療剤ブロプレスやアステラス製薬の高コレステロール血症治療剤リピトールが前年同期に比べ20%以上の減収となるなど、各社とも国内では後発医薬品の浸透などを受けて長期収載品の売り上げが大きく落ち込み苦戦。一方、円安差益などによって海外市場はおおむね好調で、海外市場に依存するといった社内における2極化の経営構造が鮮明になりつつある。【松村秀士】
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