「院長就任初年度に17.5億円の増収」「4年間で職員301人増」―。1人目の演者を務めた北野病院(大阪市北区)の藤井信吾院長の口から、驚くべき発言が飛び出した。
07-10年、京都医療センター(京都市伏見区)の院長を務めた藤井氏は、初年度に17.5億円の増収を果たし、赤字からのV字回復を達成。4年間で46.6億円増となり、1病棟を新設したほか、職員301人を新たに雇用した。その後、11年春に北野病院の院長に就任後も、これまでに計32億円の増収を成し遂げ、常勤だけで69人の職員を増員した。
「いずれの病院でも、リストラという考えは全く持っていなかった。職員を増やして、ゆとりある職場づくりを目指した」。藤井氏はこう振り返った。
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