2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になるといわれる。待ったなしの対策が求められる中、このほど大阪市内で開催された「メディカルジャパン2015大阪」では、「認知症患者にどう対応するか」をテーマにした特別講演が行われた。大阪赤十字病院の金田大太氏(神経内科部・救急科部副部長)が認知症も有する高齢患者への対応について、大阪市立大大学院の森啓氏(医学研究科脳神経科学教授)が看護・介護現場での認知症患者の看取りについて、それぞれ講演した。【坂本朝子】
ただ、実際に認知症対応病棟がつくれるかというと、行政面からも、認知症だけでなく、すべての身体障害も見ることができる人材配置の面からも「相当無理がある」と、現実的ではないとの考えを示した。その上で、地域の病院でも認知症患者を見ることができるように「何とかするためのツールが必要」と強調した。
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