全国在宅療養支援診療所連絡会（新田國夫会長）は、東京都内で第2回全国大会を開催し、15日には「日本の在宅医療～未来をデザインする～」と題したシンポジウムが行われた。厚生労働省保険局の唐澤剛局長が地域包括ケアの推進をテーマに講演し、地域包括ケアで重要なのは、顔の見える関係づくりとした上で、医師の「懐深いリーダーシップ」に期待を示した。【大戸豊】

　唐澤局長は、入院がフリーアクセスの日本では、地域包括ケアシステムをつくるのが“望ましい”のではなく、必ずつくらなければならないとした。また、地域包括ケアで最も重要なのは、「顔の見える関係」であると指摘。それは、「多職種による地域での総合的なチーム医療・介護」であり、地域の安心と信頼の基盤になるものとした。

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