白く清潔感のある建物、木を使った温かみのある内装、患者を癒やす院内アートなど、デザインに気を配る医療機関が増えている。だが、東京都江戸川区の江戸川病院(418床)のそれは、けた違いだ。「職員が楽しくなければ、患者さんにも優しくできない」という同病院の発想は、常識的な「病院らしさ」のイメージを軽々と飛び越える。【烏美紀子】
各診療科の前にはカラフルな医師紹介ポスターが掲示されているし、フロアマップは宝島の地図だし、MRIに至っては患者の頭上にゾウが君臨する。江戸川病院の院内は、至るところにこうしたデザインがあふれる。
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