「(DPC対象病院では)治癒の率が年々低下している。その一方で、平均在院日数は順調に短縮している。これをどう考えていくか」-。8日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬基本問題小委員会の会合では、昨年度の「DPC導入の影響評価に係る調査」(退院患者調査)の分析結果の案を厚生労働省が報告。同案では患者の退院時の転帰について、「若干の増減を認めるものの経年的な一定の増減傾向は認めない」としていたが、これに中川俊男委員(日本医師会副会長)が異論を唱えた。【佐藤貴彦】
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