「異論のある行為は制度の開始時点で含めるべきではない」「議論を尽くして絞り込んだので、実施してから後で減らせばよい」―。特定行為にかかわる看護師の研修制度の枠組みを決める先月の検討部会初会合では、リスクを伴う診療の補助を特定行為に含めるかどうかをめぐって、このようなやり取りが繰り広げられた。まるで、昨年10月に閉会した「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」(WG)のデジャビュのようで、議論は堂々巡りとなった。あす2日には2回目の会合が開かれる。議論は前に進むのか。来年10月の制度開始まで残された時間は多くない。【松村秀士】
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