具合の悪い体を起こしてやっと病院までたどり着いても、2、3時間は座ったまま診察待ち。診察後には、薬局でまた薬待ち。医師や薬剤師の対応がどんなに素晴らしくても、これでは患者が文句を言いたくなっても仕方がない。
患者の不満につながりやすい「待ち時間」を工夫する取り組みがある。愛知県長久手市の愛知医科大病院は5月、病院の新築に合わせて患者案内システムを導入。診察が近くなると、受付時に渡される文庫本大の携帯端末が知らせてくれるようになり、患者は院内のさまざまな場所でリラックスして過ごせるようになった。診察後の薬の受け取りでも、新しいサービスが出てきている。【大島迪子】
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