消費税率8%への引き上げに伴う診療報酬上の補てん率(還元率)は、がんセンターなどの専門病院が金額ベースで5割を下回り、施設種類別で最も低いことが全国自治体病院協議会(全自病)の調査で分かった。この結果について、全自病は、「機器の購入費や委託料などの課税経費が他の施設より多いことが理由」としている。【松村秀士】
医療界の消費税要望、課税化まで非課税還付(2014/09/17)
【解説】消費税で医療界はまとまるか(上)(2014/07/09)
国民守るためなら岩盤規制と言われてもいい(2014/07/14)
■全体の補てん率は7割
全自病は、会員病院などを対象に消費増税に伴って今年度の診療報酬改定で医療機関の仕入れにかかる控除対象外消費税がどの程度補てんされているかを把握するための「2014年度診療報酬改定影響率調査」を実施。消費税に関しては214施設からの回答を基に、今年4―6月のレセプト実績値で集計した。
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