針や傷みに対する恐怖感が低いことが予想される―。実用化に向けて開発が進むインフルエンザの皮内投与型ワクチンについて、開発企業の担当者が5日、厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会で研究・開発の状況を明らかにした。参考人として開発優先度の高い6種類のワクチンを説明したもので、特にこれから本格的な流行シーズンに入るRSウイルス感染症については「さまざまな技術を組み合わせて、新規ワクチンの研究を実施中」としている。【新井哉】
「新規投与デバイスの創製により、ワクチン実用化が現実的となった」。5日に開催された同部会で、第一三共ワクチン事業部研究開発企画グループの竹内馨氏が、委員らを前に開発優先度の高いワクチンについて説明した。
竹内氏が説明したのは、▽麻しん・風しん(MR)ワクチンを含む混合ワクチン▽5種混合ワクチン(DPT―IPV/Hib)▽皮内投与型季節性インフルエンザワクチン▽ノロウイルスワクチン▽RSウイルスワクチン▽帯状疱疹ワクチン―の6種類。
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