2025年に向けた医療提供体制の再編は、診療報酬改定によるインセンティブに加え、都道府県が策定する地域医療ビジョンの実現に向けた取り組みによって進められる見通しだ。これに対し、日本病院会の堺常雄会長(聖隷浜松病院総長)は、この再編の流れが病院にとって、存亡にかかわるほど厳しいものになる可能性があると警鐘を鳴らす。その上で、病院が生き残るには、病院経営者が、地域の中で担う医療機能を能動的に選択すべきだと指摘。さらに、院内スタッフの評価体系を見直し、地域包括ケアシステムの中で活躍できる職員を育成する必要もあると強調する。【構成・佐藤貴彦】
(残り2360字 / 全2648字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】