名古屋市南部を中心に約7万3000人の会員がいる南医療生活協同組合。その中核である南生協病院(名古屋市)の長江浩幸院長は、組合員と作ってきたネットワークの意味をそう表現する。
毎月1回、組合員が100人から150人集まり、患者やその家族、地域住民の立場から意見や知恵を出し合う会議が、事業のエンジン役。「子どもが遊べる広場も」「居酒屋も欲しい」「学生用の自習室はどう?」。そんな声を盛り込んだ手作りの高齢者住宅「南生協よってって横丁」の建設も進んでいる。【大島迪子】
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