来年4月までに、データ提出加算を届け出る病院の大幅増が予想されている。同加算の届け出が、原則として同月から、一般病棟7対1入院基本料や、地域包括ケア病棟入院料などの施設基準に加わるためだ。注意すべき点は、同加算を届け出るまでに、データ提出に関する審査で合格しなければならないこと。審査を申請してから届け出が認められるまでは原則、4か月以上を要する。さらに、審査のスケジュールは決められている。このため、まだ審査を受けていない病院が、同加算を来年4月までに届け出るには、残り2回の審査のどちらかで合格しなければならない。このうち、直近の審査への申し込みは、今月20日が締め切りで、一部の病院が対応を急いでいる。【佐藤貴彦】
データ提出加算は、患者の診療情報を、厚生労働省が指定する形式に従って継続的に提出する病院を評価するもの。病院の病床数や提出するデータによって点数が異なり、退院時に1回、最大160点算定できる。
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