埼玉県は6日、県内の病床数を最大で1502床増やす方針を明らかにした。「2050年まで入院患者が増える」とした県独自の試算を踏まえたもので、慢性的な医師不足の解消を目指し、医師の確保や育成を図れる病院に優先的に病床を割り当てる方針。今後、県医療審議会で二次医療圏の基準病床数の見直しなどを審議し、早ければ9月の定例議会に地域保健医療計画の変更案を提出するという。【新井哉】
県は6日に開催された県地域保健医療計画等推進協議会に、この変更案を示した。県の担当者は「埼玉県は全国一のスピードで高齢化が進行し、医療需要の急増が見込まれる」と指摘。二次医療圏の基準病床数の上積みを図り、増え続ける医療需要に対処する必要性を訴えた。
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