75歳以上の高齢者は、65-74歳の人に比べ、体内にある温度センサーの感度が低下し、体温が上昇しやすいことを、名古屋工業大大学院の平田晃正准教授らの研究グループが明らかにした。数値シミュレーションで一定の気温・湿度の環境にいた場合、75歳の人の体温上昇幅は、65歳に比べて最大約2倍となった。75歳以上は熱中症による死者数が最大の年齢層で、平田准教授は、「75歳以上になると10年前と比べて体温上昇幅が倍になるので、自分の感覚に頼り過ぎないで」と注意を呼び掛けている。【丸山紀一朗】
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