総合診療部は14年4月より、当面の間、閉鎖することになりました―。
滋賀医科大医学部附属病院はこの春、16年間続いた総合診療部の診療を休止した。創設以来、部をけん引してきた三ツ浪健一部長(家庭医療学講座教授)が定年退職となり、その後任が見つからなかったからだ。
「大学の教授になるには学位論文が必要ですが、この領域で立派な学位を持つ人間はまだ十分に育っていません。お声掛けはかなりしたのですが…」。不本意な結末を迎えたことに、三ツ浪氏は無念さを隠さない。
(残り2146字 / 全2569字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】