いつ始まるか分からないお産のために空床は確保したいが、病床稼働率を上げるには他科患者を受け入れざるを得ない-。病院経営の視点から、産科と他科の患者を同じ病棟で診る産科混合病棟が増えている。少子化で分娩数が減っていることも、混合化の理由。分娩の取り扱いがある病院の8割で、他科との混合病棟になっているという。日本看護協会は、産科混合病棟でも産科専用病床を一区画に固めることで、母子へのケアの向上や助産師の有効な配置に生かすよう呼び掛けている。【大島迪子】
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