笑う機会が少ない高齢者に、笑ってほしい-。そんな思いから「お笑い福祉士」は生まれた。介護・福祉施設をボランティアで訪問し、落語や手品などで高齢者らに笑ってもらう。そんなお笑い福祉士が今、見る側だけでなく、見せる側にも笑いを届け、医療や介護の現場で思いがけない力を発揮している。【真田悠司】
資格は6級から二段まであり、養成講座の参加者は全員6級からスタート。毎年12月に認定試験が行われ、レベルに応じて、師匠の学光さんが級や段を与える。3級以上に認定されると、施設に一人で訪問することが許される。大阪市や高松市など関西で養成講座が開かれ、同資格の取得者は300人に上るという。
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