2014年度診療報酬改定では、精神科急性期医師配置加算や精神保健福祉士(PSW)配置加算の新設など、精神科領域の改定項目が例年に比べて大幅に増えた。日本精神保健福祉士協会(JAPSW)の木太直人常務理事は、今回の改定について、「国に要望してきたことが実を結んだ」として評価する一方、外来のPSWの働きに対して診療報酬で評価する仕組みの必要性を強調する。木太常務理事に、精神疾患の患者の在宅移行を進めるためのPSWの役割などを聞いた。【聞き手・松村秀士】
10年からの「障がい者制度改革」の中で、精神科医療を見直す方針が示され、それに伴って、厚生労働省も検討会や検討チームを設置し、精神病床の機能分化を進めるための具体的な方策を議論してきました。今年度からは精神保健福祉法の一部が改正され、精神疾患の患者の長期入院を増やさないような仕組みがつくられました。
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