「育った二子の地で、かかりつけ医として総合的な医療を提供したかった」―。そう話すのは、昨年5月に神奈川県川崎市高津区で内科や外科の総合診療などを行う無床診療所「二子クリニック」を開業した山田恭司院長(58)。消化器外科を専門に30年以上、大学病院などに勤務した山田氏が開業した理由は、地元への恩返しだ。開業の経緯や、見えてきた課題などを聞いた。【松村秀士】
山田氏は、聖マリアンナ医科大医学部を卒業して、同大附属聖マリアンナ医科大病院で研修医修了。その後、同大第二外科学助手と同大附属病院第二外科医長を兼務。同大消化器・一般外科助教などを経て、2006年に川崎市立多摩病院消化器・一般外科部長を兼務し、08年には同病院の副院長を務めた。
(残り1962字 / 全2302字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】