横浜市鶴見区では、地区医師会の在宅部門が事務局となり、2010年に「つるみ在宅ケアネットワーク」を立ち上げ、地域の診療所や訪問看護ステーション、介護事業所などと病院を結び付けてきた。取り組みの中で情報共有のための「連携ノート」が生まれ、地域でも活用されている。【大戸豊】
同院ではベッドが常に満床に近い状況で、急性期を過ぎた患者の転院を積極的に進めているが、次々と重症患者を受け入れなければならず、地域からの受け入れ要請に必ずしも応えられていない現状もある。
長島敦副院長はベッドがなぜ空かないのかを参加者に丁寧に説明しながら、地域の関係者に理解と協力を求めた。地域の急性期を維持していくには、在宅の協力が欠かせないのだ。
勉強会には、隣接する横浜市港北区や川崎市からの参加も増えており、ネットワークは広がりを見せている。
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