「笑顔や感動、仕事の充実感がある看護現場にしたい」―。聖路加国際病院などで看護経験のある自民党の石田昌宏・参院議員は、これまで全国2000以上の病院を訪問し、現場をこのように変えたいと強く思っている。来年10月には看護師による特定行為の研修制度が施行される予定だ。同制度が仕事への誇りや充実感を得られるきっかけになると期待を寄せる石田氏に話を聞いた。【聞き手・松村秀士】
数多くの病院を訪問して実感しているのは、「病棟が静か」ということです。本来、看護師は患者のケアから生活の支援まで行うので、他愛のない会話や笑い声、喜怒哀楽にあふれた現場であってしかるべきです。しかし、今はとても静かで、みんな笑顔が少なく淡々と仕事をしているように見受けられます。
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