「得意とする疾病で急性期から在宅まで一貫した医療機能を持てば、医療経営は競争優位になり好業績が可能」―。キヤノングローバル戦略研究所で研究主幹を務める松山幸弘氏はそう語り、多角化戦略を図る際の事業群の組み合わせ(事業ポートフォリオ)の最適化が医療経営の鍵を握ると指摘した。2014年度診療報酬改定を受け、7対1入院基本料の算定病院の絞り込みが予想される中、急性期医療を担ってきた病院が“生き残る”方法などを聞いた。【聞き手・松村秀士】
病院の種類別に見た場合、業績が好調なのは回復期リハビリテーション病棟のある病院などだと思います。14年度診療報酬改定でもその分野に財源が投入されるため、利益率は上がるでしょう。
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