厚生労働省の「病床機能情報の報告・提供の具体的なあり方に関する検討会」は26日、病床機能報告制度で医療機関が都道府県に届け出る医療の内容に関する項目の報告方法を、2014年度の次の診療報酬改定以降の報告から、「病棟」単位とすることを決めた。同制度の開始準備が遅れ、14年度改定に伴うシステム改修時期に間に合わないため、当面は「病院」単位での報告にする。【君塚靖】

　病床機能報告制度の創設に向け、厚労省は今国会での医療法改正を目指している。同省は、制度開始により、医療機関からの報告を基に、都道府県が策定する医療需要の将来推計などを盛り込んだ地域医療ビジョンにのっとり、それぞれの地域にふさわしい医療機能の分化・連携を推進する方針だ。

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