看護職員の約7割が慢性的な疲労や強いストレスを抱え、約6割が健康に不安を抱いている―。日本医療労働組合連合会(医労連)が実施した調査で、看護職員がこのような深刻な健康状態で患者のケアに当たっていることが分かった。医労連は、「このままでは離職を食い止めることができず、看護現場が本当に崩壊してしまう」と危惧している。看護職員が働く職場環境は今、どうなっているのか。その実態を報告する。【松村秀士】
医労連は昨年9月から11月にかけて、全国の病院や診療所、介護施設で働く看護師や准看護師、保健師、助産師などを対象に「看護職員の労働実態調査」を実施。約3万2300人から回答を得た。
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