メディカルトピア草加病院(埼玉県草加市)の外来では、医師事務作業補助者が医師の横で電子カルテの代行入力を手際よく進めている。
同院の一般内科では、午前の外来で50人近く、婦人科外来では1日に70人の患者を診察することもある。診療を効率的に進める上で、医師事務作業補助者の存在が欠かせなくなっている。
今年1月から同院では医師事務作業補助者を「メディカルパートナーズ」(通称MP)と呼ぶようになった。医師の指示を仰ぐだけではなく、どうすれば医師の業務がやりやすくなるのかを進んで考え、提案できる人材を育てようとしている。【大戸豊】
川越部長が担当する一般内科は慢性疾患も多く、長期にわたって治療を行うため、検査のタイミングを忘れそうになることもある。そんな時に医師事務作業補助者が「そろそろ検査ではないですか」と指摘してくれるのはありがたいという。
川越部長は、これまで医師事務作業補助者は医師の指示を受けて、補助する立場だったが、「メディカルパートナーズと位置付けることで、自主性が育つのではないか。それは彼女たちのやりがいにもつながるはず」と話す。
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