2012年度に新設された「病棟薬剤業務実施加算」により、病棟で活躍する薬剤師は増えたが、その業務内容は医療機関によってさまざまで、服薬指導にとどまる病院もあれば、より治療に積極的に介入する病院もある。今月初め、京都で開かれた日本病院薬剤師会近畿学術大会のシンポジウムでは、現状の取り組みや課題について報告され、医師の指示待ちで終わるのか、自ら責任を持って薬物治療に介入するのか、病棟薬剤師の真価が問われている現状が浮き彫りになった。【坂本朝子】
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