診療報酬の審査支払機関である社会保険診療報酬支払基金(支払基金)は、支払基金の役割や審査について広く知ってもらおうと、昨年開いて好評だった「保険診療と審査を考えるフォーラム」の第2回を、先月末、大阪で開催した。パネルディスカッションでは、保険者、審査委員、医師、患者など、それぞれ立場の異なるパネリストらが、長らく課題とされてきた、レセプトの審査基準が支部によって異なる「支部間差異」解消について、率直な意見を交わした。対応が進んでいるように見えないとの厳しい指摘もあり、差異解消の取り組み内容や進捗の開示を求める声が相次いだ。【坂本朝子】
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