この季節にしては日差しが暖かい1月のある日、八王子医療刑務所(東京都八王子市)を訪ねた。ここで勤務する医師に取材するためだ。法務省の担当者と正門で待ち合わせる前に、刑務所の周囲を歩いてみた。雲一つない青空を遮るように、灰色の高いコンクリート塀が続いていた。これから会う医師はどういう人なのだろう、なぜここで働こうと思ったのだろう、何にやりがいを感じているのだろう-。【丸山紀一朗】
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