このほど横浜市で開かれた「かながわ薬剤師学術大会」では、「地域の中での薬剤師を考える」をテーマにシンポジウムが行われた。外来における糖尿病の療養指導や病棟薬剤師と保険薬局の薬剤師との連携のほか、在宅医療における薬剤師の貢献のあり方などが報告された。【大戸豊】
北里大学病院薬剤部の厚田幸一郎氏は、外来における糖尿病療養指導について講演し、薬剤師が地域で果たす役割について述べた。
昨年開かれた日本糖尿病学会では、合併症の予防に向けてHbA1cを7%未満にしようという「熊本宣言2013」が発表されたが、厚田氏は7%未満にコントロールするのは本当に難しいと指摘。そのためにも、医療スタッフが患者の自己管理能力を引き出すことが求められるという。
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