軽度の身体障害者の採用競争が激化する中、大阪府済生会の吹田病院(吹田市)では2007年春、知的障害者の雇用に乗り出した。生活困窮者の命を守るという済生会創設の理念に立ち返り、地域にノーマライゼーションを発信することが目的だ。2年前には、障害者と他の職員との橋渡し役となる多職種のチームを院内に設置。現在は14人の障害者を雇用し、地域のモデル病院の一つとなっている。【敦賀陽平】
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