病院から飛び出し、新たな場所で活躍する看護師が増えている。診療報酬の算定要件である看護配置基準で何かと左右されがちな看護師だが、病気はもとより、生活も視野に入れた看護の力に期待を寄せる場所は、病院以外にも数多くある。最近注目を集める、高齢者が自宅のように過ごせる「ホームホスピス」もその1つだ。超高齢化や核家族化が進む中で、高齢者が安心して過ごせる受け皿として期待され、全国的に少しずつ広がりを見せる。兵庫県で「神戸なごみの家」を運営する看護師の松本京子さんに、暮らしの中での看護の可能性や、その魅力について聞いた。【坂本朝子】
代表の松本京子さんは、在宅でもなく、施設とも違う、そこに思いを込めて「第2のわが家」と呼ぶ。
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