今年春、近畿地方の大学病院で働く救急医の離職の問題が、関西のメディアをにぎわせた。ER型の救急医療システムの導入により、医師の考え方の違いが表面化したことが原因だった。あれから8か月余り―。病院側は、組織体制の立て直しを図りながら、救急医療の再生を目指している。軽症から重症まで、あらゆる患者を受け入れるER型の救急医療。高度医療とのはざまで模索を続ける大学病院のその後を取材した。【敦賀陽平】
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