2015年4月にも東北に医学部を新設する基本方針を、復興庁、文部科学省、厚生労働省の3省庁は17日、公表した。医学部新設は、1979年の琉球大以降、事実上凍結されてきたため36年ぶり。設置場所については、復興の象徴として福島県内とするなど複数の案があるが、既に名乗りを挙げた中で有力候補と見られているのは、東北薬科大(仙台市青葉区)と、東北福祉大(同)と組んだ仙台厚生病院(同)の2陣営。そこで編集部では、両陣営のプロフィールや、現段階での医学部新設構想の内容を徹底比較した。【丸山紀一朗】
今回の医学部新設は、東日本大震災からの復興支援と医師不足解消などを目的に、1校限定で認める。3省庁が示した最短スケジュールによると、新設を希望する大学などの「医学部新設構想」を14年5月まで受け付け、有識者会議で検討した上で、翌月までに1校に絞る。
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