厚生労働省は11日、中央社会保険医療協議会の総会に、特定集中治療室管理料とハイケアユニット入院医療管理料の施設基準を、2014年度の診療報酬改定で厳格化させる案を示した。実際の患者像に合わせて急性期病床の機能分化を進めるためで、重症度を評価するA項目(モニタリングや処置など)とB項目(患者の状態)の両方で基準を満たす患者の入院実績を求める。さらにハイケアユニット入院医療管理料は、より急性期の医療の必要性を測ることができるようにA項目の内容も見直す。厚労省のシミュレーションでは、どちらの特定入院料でも、現在算定している医療機関の半数以上が、見直し後に基準をクリアできなくなる見通し。同省は総会に、厳格化までに一定期間を置くなどの「激変緩和措置」も併せて提案した。【佐藤貴彦】
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