近年問題意識が高まりつつある入院中の身体機能低下。いったん生じれば患者の不利益になるだけでなく、退院が遅れたり転院の必要性が生じるなど、医療者にとっても頭が痛い事態になる。予防策としてリハビリが推奨されることが多いが、早期離床・早期退院に向けた積極的なリハのみに目が向けられ、栄養面でのサポートが連動していない可能性がないだろうか、と警鐘を鳴らすのは横浜市大附属市民総合医療センターリハ科の若林秀隆助教。身体機能低下を防ぎ、日常生活活動(ADL)を低下させないために必要な栄養介入「リハビリテーション栄養(リハ栄養)」を提言する若林氏に、同研究分野の最新状況を解説してもらった。【香西杏子】
(残り3328字 / 全3874字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】
【関連キーワード】